World > Latin America > Caribe > Dominica Rep. | ||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
Artist | ||||||||||||||||
WILFRIDO VARGAS & ALINNA VARGAS |
||||||||||||||||
Title | ||||||||||||||||
DOS GENERACIONES |
||||||||||||||||
![]() |
|
|||||||||||||||
|
||||||||||||||||
Review |
||||||||||||||||
直訳すれば「2世代」というタイトルの本盤は、なんと!愛娘のアリンナとの親子共演アルバム。といっても、親父はあくまで裏方に徹していて、事実上アリンナのソロ・アルバムといった風情。娘を思う親父の気持ちが乗り移ったのかどうか、ひさしぶりにテンションの高いアルバムになっている。 娘は娘で親の七光りと思いきや、まだ声に堅さが感じられるものの勢いがすばらしく、なかなかの本格派といえる。ラス・チカスのB級アイドル路線とはちがって、全13曲いずれも手抜きなしの緻密に練り上げられた作品群といえ、行け行けドンドン型ハイ・スピ−ド・メレンゲから、定番のカリスト・オチョーア作品まで、全盛期のウィルフリードをほうふつさせる凝りに凝ったサウンド・プロダクト。キレがすばらしくいいアコーディオンやタンボーラをはじめ、バックの演奏能力もおそろしく高い。 あえて難点をいえば、全体にクールでタイトなサウンドで、股間からタマキンがはみ出したグンゼの白パンツのようなゆるさというか下世話さがあまり感じられないことである。お嬢さまの目に、口ヒゲをたくわえ、いかがわしい衣装に身を包んだかつての親父の姿はどう映ったのだろうか。 |
||||||||||||||||
(10.14.02) |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
![]() ![]() |
前の画面に戻る |
|||||||||||||||